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カメヤ鍼灸舎 のびのび
浜松にある ハリ・灸・手技療術の 東洋医学の治療所です

鍼灸と本 2

「人間だって動物さぁ〜」と歌ったのは日本を代表するブルースビックバンド、吾妻光良 & The Swinging Boppersでしたが、ヒトは動く生き物である、というとても単純なことを、私たちは忙しい毎日のなかで忘れてしまいがちです。動くというコト、動かせているモノ、について僕に気づかせてくれる本です。

minouchi『ツボと日本人』簑内宗一/著
「経絡」という東洋医学にとって大事な考え方があります。これは目に見えないモノであるので、いままで「経絡」についていろんなことが云われてきました。この本では人の動きと「経絡」について語ってくれています。「経絡」についての理解が変わっていった本です。

itoushou『気分爽快!身体革命』伊藤昇著
人の動きについて武術家の視点でわかりやすく解説し、なおかつトレーニング方法も書かれています。結局、自分の肉体を動かして訓練するしかないのですね。やらないことには何も始まりません。トホホ。『天才・伊藤 昇と胴体トレーニング「胴体力」入門』も名著です。

alkteck『アレクサンダー・テクニーク入門』サラ・バーカー著
これも、身体技法のメソッド本です。とても簡単に書かれてはいますが、これまた実践するには難しい。いかに普段の生活で、カラダの使い方を意識していないかがわかります。(失笑)身に美しいと書いて「躾」。これが大事っすね。

omiya『先哲呼吸強健術』大宮司朗著
グリコのおまけと同じで、実はこの本は付録もおもしろい!災いを事前に知る法として有名な『天寿保全法』がついています。人迎脈口診じゃなくって大迎脈口診みたいなの(?)。根拠はわかりかねますが、明治の頃流行ったとか。

ishidahidemi『気流れる身体』石田秀実著
僕が鍼灸学校に入学してチンプンカンプンの頃、『東洋医学概論』でSMD先生に薦められた本。いまあらためて、良い本を紹介していただいたと思います。あと、著者は学者だけでなくニューエイジ系のミュージシャンでもあって『鍼灸OSAKA』のムック本にCDが付いてました。聴きましたよ。

nishishiki『原本 西式健康読本』西勝造著
大雑把に申し上げると、明治から昭和にかけて様々な養生法が流行りました。その一つがいわゆる「西式」です(西武じゃないっすよ。笑)。食事療法、運動療法、精神療法、出産法など多岐にわたっていておもしろいです。僕も実践しているメソッドもあります。元ネタは権田直助という説もありますが、まだ未調査です。

makuro『マクロビオティック健康法』久司 道夫著
「無双原理」で世界的に有名な桜沢如一氏から影響を受けたと云われている健康法。桜沢如一も、明治の陸軍薬剤監で食養家の石塚左玄の大日本食養会に参加していたというし。食養生の根っこはどこにあるんでしょうか。

soutai『万病を治せる妙療法 操体法』橋本 敬三著
手技だけで治すみたいなロマンを感じることもあり、拝読しました。この治療法も高橋迪雄の『正體術矯正法』に感化されたと聞いたことがあります。日本の手技、治療法の起源はどこまでさかのぼったらいいのでしょうか。(嘆息)

masaki『からだでつかむ仏教』正木晃著
結論から申し上げますと、仏教学者・正木先生は講義がとても魅力的だと思うのです。お話がおもしろい!一年に一回は拝聴したい!「後で詳しく述べますが」とおっしゃっる、「後で」はが、一体いつなのか知りたい!(笑)えー、つまりぃ、仏教も机上のものではなく、カラダをつかって感じるものだと云うことだと思います。

morita『森田精神療法の実際』高良武久著
実は、心身の調子を崩した際に、1回だけ森田療法のカウンセリングに行ったことがあります。いまでは直弟子さんの先生方もご高齢になってらして、森田療法が日本で今後どうなっていくのかはわかりませんが。絶対伏臥のメソッドなど、腑に落ちる話もあると思います。カラダと向き合う精神療法だと理解できます。

tenomyouhou『手の妙用』吉田 弘著
鍼灸学校の授業で紹介され、この本に記載のある金剛合掌法の20日行を実践してみました。手のインプットの感覚を研ぎすます、そうですが。後でアウトプットの大事さを知り、アウトプットの訓練に移行しました。でもいちど試してみるのはいいと思います。いわゆる「手かざし」の謎が謎でないのがわかると思います。

『南北相伝』水野南北著
江戸時代の人で変わった人がいました。人相、手相占いの元祖ともいわれている運命学者、水野南北です。これは訳本ですが、とにかく細かい。細かくモノを観ています。で、あたってるなぁ、と思うところも多いです。いったい何人の顔を観たんでしょう?!

この後、「鍼灸と本3」に続きます。
やっと鍼灸に関係する本が出てきます。