カメヤ鍼灸舎 のびのび
浜松にある ハリ・灸・手技療術の 東洋医学の治療所です

コーエン兄弟と不確かなこと

d112038770.jpgコーエン兄弟の映画を観ました。

といってもアカデミー賞を取った『ノーカントリー』

という作品ではなく。

BSフジで『バーバー』を観たんで、それについて。

 

モノクロームの映像。

ライカで撮った写真のような綺麗な質感のなか、

一人の床屋にまつわる数奇な話が転がっていく。

(衣裳も美術もいつもオシャレです)

 

コーエン兄弟は、ただ、

ドラマをきちんとひたすらスケッチしているだけ。

作り手の意図だとか、言いたいこととか、

そんな暑苦しさはみじんも感じられない。

人間の業をそのままスケッチしている。

 

コーエン兄弟に、

共通してあると僕が思っているのは、

不確かだという「確実性」なのだ。

世の中には自分にはわからない不合理やら不確実な

モノコトばかりあるのだもの。

これを日本だと、「無常」と呼んだりしたのだろうか。

 

天津の老中医の偉い先生も、

いつも同じであるモノは何一つないから、

たとえ同じ患者さんであっても昨日とは違う。

その瞬間瞬間を診ていくようにと、仰っていた。

 

モノコトは絶えず変化してゆき、

その法則性など本当はないのかもしれない。

あるとするなら、それは確実に不確かであるというコトや

不合理であるという道理なのかもしれない。

2008年02月26日 芝居について

One Response

  1. rakuda

    コーエンbr.
    あっしも「ミラーズ・クロッシング」からのファンです。というかコーエン映画のタトゥーロファンといったほうが正しいかもしれません。ミラーズ・・のバーニーが今でも一番好きです。

コメント