カメヤ鍼灸舎 のびのび
浜松にある ハリ・灸・手技療術の 東洋医学の治療所です

アラブと「ロレンス」

castimg00.jpg正月と言えば映画、映画だよね。
しかも超大作、長いのがいいよね。
『七人の侍』(207分)とか
『旅芸人の記録』(240分)。
『ファニーとアレキサンドル』(311分)にいたっては
高田馬場の駅前の名画座で一日仕事で観たっけ。

いま上映中の『アラビアのロレンス』
(完全版 ニュー・プリントバージョン)は3時間47分。

ガザがキナ臭いし、
極東の私は、中東には行ったことがないし、
中東の歴史も山川の教科書レベルでしか知らないし、
それって何も知らないとの同じってことだし、
とりあえず「ロレンス」辺りから入ってみようかと、
長い映画を観ることにした。

ドラマとしてはなるほどおもしろい。
スピルバーグが影響された映像美だし、
シェイクスピアみたいな大仰な台詞も満載だ。

しかし、あくまでも西欧文明社会からみた物語だし、
チェ・ゲバラ伝説や、司馬遼太郎の書いた坂本龍馬
みたいな英雄チックにロレンスが描かれている。

ほんとにそうなんだろうか?

すべてを否定するところから入ってしまう癖のある(笑)私は、
他の事実も知りたくなった。

『アラビアのロレンスを求めて』(中公新書)によれば、
映画で語られるアカバの攻略がロレンスの活躍によってではなく、
アラブ人の部族によってだという。
そして、一米国人記者による脚色された戦争ルポが、
「ロレンス」像を創り上げたのだそうだ。
大衆はヒーローを求めるのだ。
200px-ljohn.jpgただ実際のロレンスも映画同様、
(背は低かったが)魅力的な人物であったことは
確かなことみたいだけど。

だからアラブ人が「ロレンス」のことをどう思っていたかは、
アラブ人の意見を訊いてみないことには解らない。

もうすぐハッピーニューイヤー、だけど
世界ではどこかで誰かが争っている。
そして、私は明日も治療に出かけるのだ。

今年もお世話になりました。
みなさん、よいお年をお迎えください。

2008年12月30日 芝居について

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