カメヤ鍼灸舎 のびのび
浜松にある ハリ・灸・手技療術の 東洋医学の治療所です

カゼヨミ

images-4.jpeg家は海抜2メートルにあります。暑い。暑いです。
四半世紀ぶり(大げさ)に生家ですごす夏。
生まれてからというもの、自分専用のクーラーを持たず
扇風機で暑さをしのいでいるけど、
暑い。暑いです。
夜になっても、潮風が肌に纏わりついてきます。

この家では、西から風の吹く時はいささか涼しく、
反対に東からの時は、雨の近づく予感だと、
最近になってわかりました。

昔の漁師は、夕方に海岸で風を読んで
翌日の天気がわかったそうです。
現代人が感じられなくなった「カン」を持っていたんだと思います。
雨が降るか、降らないか。
シラス船で港から沖に出て、右に行くか、左に行くか。
「カン」のいい漁師は大漁なのです。

かつて太極拳の師匠が僕に教えてくれたことを思い出します。
「カン」を養えと。
「カン」とは抽殊カン(一般から特殊なモノを抽出するカン)であり
汎化カン(特殊なモノから一般化するカン)、
方向カン、同調カンである、と。

「風」とは見えない情報を運んでくるメディア、
と説いたのは松岡正剛氏。
村上春樹氏は『風の歌を聴け』と記し、
ディランは「The answer is blowing in the wind」と歌います。

いったい、この夏の風は
どっちに向かって吹いているのだろう。

2008年08月13日 店長の「弟子入り」

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