書き言葉と読み言葉
何年ぶりかでナレーションのお仕事をしました。
きょう、東京FMで
7/18(金)の午後5時50分からオンエアです。
僕は演者としては下手なので、なりわいにはしてませんが。
今回は下手な方が良いとおっしゃる
旧知の尊敬する演出家に誘われました。
下手な方が良い、というには訳があります。
言葉というのはヒトの肉体を通して音として発せられると、
書き言葉として脳が認識している以上の、というか
うまくいけばそれ以外のモノが伝わってきます。
ですから下手な方が良い、時も稀にあります。
ところが、鍼灸師とか料理人とか、
そういう技術をあつかう職人の世界では
下手な方が良い、時はまず、ない、と思います。
これが同じ技術を使う職人の世界と、
表現の世界のビミョーに違うところだと僕は思うのです。
そしてそのビミョ−さ加減が、
自分が表現の世界に魅かれるひとつの理由なんじゃないかと、
思うのです。
「Tokyo Copywriters’ Street」番組ブログ
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2008年07月18日 芝居について