新・路上観察学会?
「トマソン」のことが人の口から語られなくなって久しい。
おそらく今の若人は「トマソン」を知る由もないでしょう。
(*ちくま文庫から『超芸術トマソン』赤瀬川原平著、
が出てます)
「純粋階段」など、路上にある変なモノを、
かつて拾い集めていた変わった大人達がいたのです。
常識では価値のないとされているモノに価値を見いだす、というか。
見る側のセンス如何でモノが変わって感じられる、というか。
「トマソン」とは現代芸術のおもしろさなのです。
おそらく千利休の茶道、
たとえば楽茶椀の成立や、茶室をわずか二畳に圧縮したとか、
日本には昔から、「見立て」とか価値の転換をおもしろがる文化が
あったのです。おもしろいですね。
で、話の筋とは少しずれますが、変な張り紙を
大久保通りのセブンイレブンの前に発見したので載せておきます。
白人俳優が
「この上にゴミを捨てるのはやめてくれ」
と訴えています。
こんどは韓流スター、でしょうか。
「上にゴミを捨てるのはやめてくれ」
と言ってます。
雨などで濡れないようにビニルで紙を養生して、
そんでもってガムテで頑丈に貼付けています。
これを作った人のオモヒが伝わってきます。
ホントに「この上にゴミを捨て」て欲しくなんだなあ、って。
しかし、これ、どうなんすか、おもろいけど。
これは、「トマソン」というより宝島VOWネタですね。(失笑)
2008年07月16日 店長の目利き自慢