カメヤ鍼灸舎 のびのび
浜松にある ハリ・灸・手技療術の 東洋医学の治療所です

福笑師匠、感情の解放、表情筋

福笑笑った、笑った。
久しぶりに笑福亭福笑師匠の落語を観ました。
といっても、NHK.教育テレビ。噺は「千早ぶる」。
福笑師匠を生で観たのはもう3年前になります。
お世話になっているラジオCMディレクターの社長さん
からおもしろい人がいると誘われて、
両国での独演会に行きました。

福笑師匠の落語は、まさに肉体表現そのもので
落語がただ聞くだけのものではなく、観るもの、感じるものだなと思う。
天才だ。
脳で理解させて笑わせる芸人さんが多いなか、
脊椎反射で笑わす、肉体を感じさせてくれる天才的な芸人さんだと思った。
理屈でない笑い。
演者の感情が、顔から腕から毛穴からその肉体すべてから
ほとばしって、こっちへとんでくる。

ところで最近は、
表情を見ても、何を考えているか読めない人が増えたような気がする。
ていうかあまり表情筋を使っていないではと思う。
表情筋というのは変わった筋肉だと思うのです。
骨格筋ではないし、脳神経支配だし、いろんな感情を表現できるし。

東洋医学の経絡理論から考えてみます。
五行の色体表によれば、五蔵に感情が配当されています。
つまり、臓腑に感情が宿っていると考えます。
この関係性は以下のようです。
肝(胆)—怒 心(小腸)—喜 脾(胃)—思 肺(大腸)—憂 腎(膀胱)—恐。
たとえば、思い悩むと胃をやぶる、とか言います。
なので、怒喜思憂恐などの感情がアウトプットされると、
その臓腑に属する経絡に、なにかしら生理的、物理的な変化が起こるはずなのです。

だから表情が乏しいのは、感情が起こっていないか
あるいは感情がアウトプットされる経路に問題があるのか。

ディランは『I shall be released』と歌ったけど、
今の時代は、感情 shall be released ですな。
感情を解放して、肉体にかえるべし。
適度に感情を解放させて、経絡を通すのも大事なことだと思います。
でも笑い過ぎにも気をつけないとね。(失笑)

2008年06月18日 芝居について

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